ブラック・パール号(BlackPearl) パート7
今回も100号あたりで停滞中...
というか100号に残りの作業全部詰め込んでませんか?ってくらいやることが多くて…
号数は100号なのですが、実寸大のロープワーク見取り図(A1サイズ)が別冊で6枚付属、こ全部100号で作業するの???って感じです。
前回から、かなり時間経過しちゃいましたがマストの取付~フォア・メイン・ミズンマストのロープワークまで完了です。
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1.マストの取付け

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フォアマスト、メインマスト、ミズンマストを取り付けます
これで高さ80cmくらいでしょうか。各マスト間にロープを渡してマストは甲板に対して垂直に保ち、ロープはたるまない程度
要は、たるみ無くひっぱり過ぎない絶妙な力加減なのですが、これがなかなか難しいですね。

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2.ロープワーク(バウスプリット)

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本格的にロープワーク開始です、まずはバウスプリット~フォアマスト間のロープワークです
バウスプリット先端の複雑な滑車の配置、ロープの張り具合が難しかったですが位置が決まると非常にかっこよい。
バウスプリットからのロープはフォアマストに結んで固定。フォアマストを引っ張り過ぎないよう気をつけます。

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3.ロープワーク(フォアマスト)

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次にフォアマストと左右の船縁のロープワークです
マスト下部を6本、中間部分から1本、上部から1本の合計8本で固定。三連滑車で張り具合を調整しますが、滑車にロープを通すのが難儀でした。
滑車の穴は0.8mm、これに0.5mmのロープを滑車の裏から通すのですが、裏から穴の位置が確認できない為、なかなかロープが通らずイライラ感MAXに(笑)

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マストの中間部分に三連滑車を固定します。4本のロープを張るのですが1本でも張り具合が強いと他3本が弛んでしまうため微妙な調整が必要です。
また、上部からのロープも引っ張り過ぎると滑車を持ち上げてしまう為、張りすぎ注意。。。と、全体のロープの張り具合を確認しながら作業するといった非常に気を遣う作業の連続です。

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縦に張った6本のロープに対して横にロープを張っていきます。
これは乗組員がマストに上るための縄梯子みたいなものらしく、ロープに足をかけると引っ張られて結び目が固くなる「巻き結び」が基本だそうです。
最初は、結び方のサイト見ながらの作業で時間も掛かりましたが、15段×6本×2面(左右)=180回結ぶ頃には完全に手慣れたたものに!
とは言え、マスト上部も、メインマストもミズンマストもあると思うと気が滅入る作業ですね。

4.ロープワーク(メインマスト)

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メインマストのロープワークも基本的にはフォアマストを同じです。
船縁に向かって張るロープは2本1組で左右交互にメインマストに掛けていきます。一番下のロープが1番2番、次が反対側の1番2番へと張るのですが、全てのロープを掛けたあとで何番のロープなのか探すのが結構手間だったのでフォアマストの苦労を活かして先にロープに番号を記しておきました。
これで迷うことなく作業できます。

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結び目は、水溶きボンドで固定してます(緩むと困るので)
ボンドが乾いたら余分な糸を切る感じです。乾燥中はこんあゴチャゴチャした状態です
間違ってロープを切らないよう要注意。

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そして巻き結びタイムです
縦7本の21段(?)×2面で294ヶ所ですかね…
まぁ、上段部分への縄梯子もあるので実際にはもっと結んでる事にはなるのですけど。

5.ロープワーク(ミズンマスト)

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ミズンマストも同じです(縦3本なのでちょっと楽でした)

6.完成画像(パート7完了)

作業的にはひたすらロープを結ぶだけの作業でしたが、出来上がると帆船らしさが増してきました
次回はいよいよ帆の取付作業です。