Mazda ミゼット
オート三輪作ってくれ。
とある知人から、依頼があり作成することに。しかし、オート三輪といっても色々と車種があるわけで...尋ねてみるとキットは手元にあるらしく、預かったのはmazdaミゼットのオーナーズクラブシリーズ。
オーナーズクラブは、種類が豊富でお値段もお手頃。懐かしの旧車が多くラインナップされていて見いて楽しくなるシリーズです。1/32スケールとちょっと特殊なサイズで各車共通の部品も多く精密な実車再現ではないようです。まぁ外観(ボディ)だけ楽しむ感じでしょう。そして、バリやパーティングラインが多く昔ながらのプラモデル感満載ですよ(笑)
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1.素組み

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まずは、接着せずに組み立て、手直しが必要な部分をチェックします。
ボディ:窓枠の上部、最初は扉のモールドかと思いました(笑)。ラインが中途半端な位置で消えてるな~っと、彫り直すか?と思いきや、絶妙な位置のパーティングライン。

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ボンネット:中央の凸ラインちょっと整形不良っぽい感じに見えたので実車写真をチェックすることに。するとこのラインはボンネット途中までしか無く、ボンネット最上部までは届いてない。(これも絶妙な位置にパーティングライン)

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フロントバンパー:微妙に中央ではないような...バンパーの部品をはめてみると片方届かず...

2.下地塗装(サフェーサー)

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工作作業を終えて、下地塗装。サフェーサー塗った状態はキレイですね。しかし、サフェーサーの食いつきが悪いこと...表面が黄ばんでるというか、油膜が固着したようなシミが。そもそも現在流通している同キット、成形色は緑色じゃないっけ?このキット白色なんですが、一体いつ購入したキットなんでしょう~。

3.基本塗装

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今回は戦車模型ではないですが、使い込まれた旧車イメージと言うことで塗装剥がれを再現します。
基本色はウグイス色っぽくしたいので、やや濃い目の緑色、おなじみスーパーケープを挟んで基本色を塗装。腐食しやすそうな車体下部やボディの端の方を剥がして経年感を再現します。

4.塗分け

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低価格なキットなので、部品分割は少なめ。細部は塗り分けが必要。内装は座席シートやハンドル、外装はモール部分、窓枠を塗り分けていきます。

5.組み立て

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塗装が完了したところで、いよいよ組み立てです。車高も少し高すぎる気がしたのでフェンダーに当たらない程度に車高を落とすにとどめてますがどうでしょう?あとは中央に届かないフロントバンパーをパテで補正してミゼット完成!

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6.ミゼット初期型

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町の模型店で見かけたオーナーズクラブシリーズ。自分のイメージするミゼットはこっちかなぁ~と言うことで衝動買いしたミゼット初期型。今回依頼をうけたミゼットの先代ですね。だったら一緒に並べてしまえ。使用し尽くして廃車感満載仕様で仕上げてみました。

7.ジオラマ作成

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折角2台作成したので、情景も欲しいところ。ミゼットに似合いそうな情景...
酒屋の配達?農家のトラック?まぁ働く車ってイメージですが、廃車同然の初期型ミゼットにも似合う情景が良いですね。あれこれと悩んだ結果、田舎の物置きに佇む2世代のミゼットを表現することに。
サイズは100均のディスプレイケースに収まる程度で、ベースは未舗装の地面、物置きは波板、初期型ミゼットは野外で放置されて廃車同然に...と、ざっくり構想で作業開始です。

8.ベースの作成

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ディスプレイケースの土台にベースとなる地面を作成。石粉ねんどに木工ボンドを混ぜて薄く延ばしながらベースを作成。土の質感を出すため、歯ブラシで叩くように表面を加工。物置きの土台はコンクリートを見立てプラ板で作成。

9.物置きの作成

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物置きは、ホームセンターなどで購入した木材で骨組みを作成。波板をどうするかですが…
いろいろと調べた結果、チューブ絞り器。(これだ)素材は、アルミ板なのですが、チューブ絞り器で曲げれる厚さである事と制約があるので、試した結果、BBQなどで利用するアルミ皿プレートがよさげ。平らな部分を切り出して波板を作成。骨組みに貼り付けて物置きの完成。
(強く触ると変形するので、なかなかの作業難易度でした...)

10.配置、その他装飾

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主な作品は概ね出来上がってきたので、配置してみます。
土台のスペースが狭いため、初期型ミゼットがちょっと邪魔ですね(笑)。フレームを切断してさらに廃車感UP。
地面にタイヤ後、小石、草など鉄道模型用の素材を利用してディテールアップ。物置きの波板が寂しかったのでツタ系植物を再現。ダンボール箱などの小物も用意。

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そして、物置きの中に配置したミゼット(主役)が屋根の影響で薄暗い中に佇んでます。(主役なのに)。今更、配置変更は無理(ここまで来てやり直しはイヤ!)なので、ひらめきましたよ!暗いなら、電気つければいいじゃないか!(ついに電気工作まで)赤いボタンを押すと物置きの電灯ONで良い雰囲気になりました。

11.完成画像